PRDサービス(研究開発基盤)

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研究者・アカデミア
関連企業の皆様

リクルートからトレースまで

研究における被験者のリクルートコストを抑制し、研究活動に専念することが可能となります。
大規模なリアルワールドデータが継続的に収集されるため、被験者のデータトレースが可能です。
各種健診データや臨床検査データが、沖縄本島を中心に、
いくつかの離島居住者を含め約112万人規模で集積されています。
個々人の経年調査や地域、性別、年齢、検査項目等でグループを形成し、詳細な研究分析が可能です。


当社だけが可能な研究用匿名情報管理

当社では研究に活用いただく被験者データはもちろん、
検体も匿名管理するため、検査委託機関へも匿名性を担保します。
また、生体試料や解析結果も同様に匿名管理するため、
当社から提供される医療データなどから人物を特定することはできません。
※尚、研究者ごとに医療データ、検体、試料、分析結果などを独自の採番体系で構築しますので、
他の研究者と干渉することはありません。
被験者からの同意撤回が提起された場合、当社が責任をもって医療データの破棄を行います。
研究者のお手元にある検体、試料、分析結果等に関しては、
当社からの指示に基づいて廃棄していただき、確認後に当社より被験者へ廃棄証明書を郵送いたします。

   

今後の展開

医療データが集まる仕組みを利用し、ビッグデータ解析を行い、データドリブン型AI(人工知能)の開発に
取り組みます。また、医療現場でのAIによる診断支援システムなどを開発し、当社のEHR上で展開してまいります。企業の商品やサービスの各個人に向けた情報提供の仕組みの提供や、IoT基盤と連携した個人に
最適な情報やサービス提供が可能なシステムの社会実装を目指してまいります。

主な実績

ゲノム研究にて採用

2016年から始まった「沖縄バイオインフォメーションバンク」におけるゲノム研究において、当社システムが利用され、県内いくつかの研究フィールドからデータ収集を行っています。当該研究において当社の匿名加工技術が高く評価され、研究に専念できる環境を提供しています。また、当社は匿名加工技術の提供だけではなく、被験者のリクルートにおけるフィールドの提供、説明ツールの製作、説明会の運営支援など、研究者の皆様が効率よく研究に専念できるようサポートさせて頂いております。


県民の健康づくりモデル事業にて採用

2015年「県民の健康づくりモデル事業」において自治体による活用が始まり、データの収集密度が飛躍的に向上したことを受けて「沖縄離島活性化推進事業(久米島デジタルヘルスプロジェクト)」がスタートしました。当プロジェクトでは、地域の健康特性の分析やデジタルデバイスによる生活介入など、アカデミア・企業が連携しAIによるアドバイスを行うなど、多岐にわたる研究が行われています。久米島町では「幼少期からの健康づくり」を推進するために、当社システムに、子供を含む町民の医療データを収集・蓄積していることが特徴です。久米島町の人口の5割弱の方々が医療情報の提供に同意しており、医師が受診者の過去の医療データを参照したり、病院から処方せん情報を電子化して薬局に提供しています。2018年3月から同年8月までの間で病院と連携している薬局に送られる電子処方せんの数は、病院から発行された全処方せんの約半数になります。